お風呂のリフォームの流れと工期・補助金申請について知っておこう!
お風呂をリフォームしたいと考えたとき、気になるのは工期と費用ではありませんか?
何日も地元の銭湯やスーパー銭湯へ通うのも大変ですし、工事中に雨が降ったりすると面倒ですからね。
かといって、お風呂に入らないというのもイヤなので不便だなと感じてしまい、先延ばしになっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回の記事ではリフォーム専門業として、お風呂のリフォームの流れと工期、費用面の負担を少しは減らせるかもしれない補助金についてお伝えしていきます。
目次
1: お風呂リフォームの流れとは
リフォームを成功されるのに大切なことは、始まる前に全体の流れをしっておくことです。
次から3つのステップを紹介します。
1.1: 心地よいお風呂をイメージする
まずは手に入れたいお風呂のイメージを決めることが一歩目です。
そこで、次の3つのポイントを整理していきましょう。
ポイント1:不便なところを洗い出す
今のお風呂で不便を感じているところを洗い出しましょう。
- 洗い場が狭い
- 浴槽で足が伸ばせない
- 床が滑りやすい
- 冬が寒い
- シャワーの水圧が低い
など、不便なところをご家族全員で話しておきます。
不便な部分が出揃ったところで、どの不便から解消したいのか「優先順位」をつけます。
ポイント2:資料集めをする
ホームセンターへ行ってお風呂のカタログを集めましょう。
新聞の折り込みチラシに載っているものを集めるのもおすすめです。
また、最近はリフォーム専門の雑誌も出ていますので購入してみてください。
ポイント3:予算を考える
優先度の高いリフォーム部分を、集めた資料で探してみます。
そうすると、概算ではありますが費用感がわかってきます。
ここでリフォームに必要な予算が具体的に見えてきます。
1.2: イメージに合った会社を選ぶ
あなたのお風呂リフォームの要望が固まってきましたので、工事を依頼する会社を選びます。
大手住宅メーカー、街の工務店、フランチャイズのリフォーム店、ホームセンター、リフォーム専門業などがありますので、その中から3社くらいに見積もりをお願いします。
見積もりをお願いするとき注意してもらいたいのが、すべての会社へ同じ要望を伝えることです。そうしないと見積もりを比較することができません。
また、見積もりを依頼する前段階で、選んだ会社の事例を見せてもらいましょう。もし、あなたがイメージしているお風呂と違う事例が多い会社なら、腕が良くても思い描いているお風呂にならない可能性があります。
1.3: リフォームの準備をする
契約が終われば工事が始まります。
工事が始まる前に、次の点を確認しておきましょう。
- 工事の着工日はいつか
- 工事の完了日はいつか
- 工事が延びた場合はどうなるのか
- 建築に関する申請は終わっているのか
- ご近所へのご挨拶は終わっているのか
- 工事中の道具や材料を置く場所は確保できているのか
- 工事中に変更が必要な場合の手順は
- 家の中で動かすものはあるのか
- 立ち会いはどれくらい必要か
契約書を交わすとき、一緒に確認しておくと安心です。
また、こういった約束事は書面でいただくと、後から「言った言わない」に発展しないので、お互い気持ちよくおつきあいすることができます。
2: お風呂リフォームってどれくらい期間が必要?
「いつ終わるのかわからない」では、安心してリフォームすることもできません。
特にお風呂が使えない期間が長くなると大変不便です。
2.1: ユニットバスへのリフォーム
あくまでも一般的なケースをお話します。
というのも、お風呂のリフォームは土台部分の作りや、お家の構造によって必要な工事が変わってくるため、一概に「○○日で完成します」とは言えないのです。
(1)従来のお風呂からユニットバスへリフォーム
平均すると、5日~7日くらいの工期が必要です。
土台部分が弱っている場合ですと、10日くらい必要になることもあります。
壁や床を取り壊す作業が必要なので、工期が長めになります。
(2)ユニットバスからユニットバスへリフォーム
ユニットバスを入れ換えるイメージです。
そのため、従来のお風呂からのリフォームよりも短期間で完成します。
平均すると3~4日、長くても5~6日くらいです。
ユニットバスの浴槽だけを交換するなら、弊社の場合1日で完了することがほとんどです。
2.2: 従来工法へのリフォーム
従来のお風呂へリフォームする場合、完全オーダーメイドの工事となるため工期の目安がありません。
お家の構造やお風呂に使われている材料。どのような土台になっているのか。排水の方法や水道の取り回しなど、お家によって違っていることが多いので現場を拝見させていただかないと正確な工期が出せません。
こういった理由もあり、最近ではユニットバスへリフォームされる方も増えています。
2.3: 工期を短くするポイント
お風呂リフォームの工期を短くするためのポイントは、たった一つです。
「工事が始まってから変更しないこと」
これに限ります。
追加で浴室暖房機を取り付けたい。脱衣所との境目をフラットにしたい。洗い場が狭そうなので広くしたい。
こういった変更は、簡単に対応できないことが多く、例えばダクト配管や天井/床造作の工事のやり直しにも発展し、工期が延びるばかりか当初の予算からさらに工事費用がかさむ原因になります。
ですから、お風呂のリフォームは準備期間にしっかりとイメージを固めておくことが大切です。
おそらくお家のリフォームで、トイレに続いてお風呂は使えないと不便なところですからね。
3: リフォーム前に必要な契約書と工程表
当たり前の話なのですが、当たり前ではない業者さんもいらっしゃいますので、覚えておいてください。
リフォームを依頼するとき、必ず契約書と工程表を書面でもらってください。
「大丈夫ですから」
「間に合いますから」
という口約束だけでも、しっかり守ってくれる会社や職人さんもいらっしゃいます。でも、そうでない方もいらっしゃるのも事実です。
お互いに気持ちよく工事をして費用を払い、これからも長く使いたいですから、必要のないストレスを生み出さないためにも、書面でもらっておきましょう。
4: お風呂リフォームも補助金が出るケースあり
こういうケースもあります。
具体的には、「介護」「バリアフリー」「エコ」「省エネ」がキーワードになります。
お風呂にあると便利な
- 手すりの設置
- 床のフラット化
- ドアを引き戸へ
- エコキュートの導入
- 高断熱浴槽付きのリフォーム
細かな補助金の内容は、お住まいの自治体によって変わってきますので、地元のリフォーム会社さんで補助金に詳しいところへ相談されると、費用の負担が軽減するかもしれません。
5: まとめ
お風呂は毎日入りたいですよね。
だからこそ、お風呂のリフォームは最初に流れと工期を知っておくことが大切なのです。
あらかじめ分かっていると、工事の期間を過ごしやすい季節に設定することもできます。
また工事期間中、お子さんをご実家で預かってもらえるかもしれません。
今回お伝えしました内容を参考にしていただき、快適なお風呂を手に入れてください。
工事期間中、いくらかは御不便をお掛けすることになりますが、その後のことを楽しみに完成をお待ちいただけると幸いです。