【玄関・室内ドアのリフォーム】戸建て住宅の質を変える方法
「新築のときは良かったのに……」と、玄関やお部屋のドアを見て考えている方も多いはず。
ドアが開きづらい。ドアの色がくすんできた。ノブを持つとグラグラする。ノブを回し押して開けるドアが使いにくく感じる。
このような不満が最近つぎつぎと出てきているのなら、そろそろ住宅の質を変えるためのリフォームが必要になってきています。
今回は、一戸建て住宅の質を簡単に変えることができる、ドアのリフォームについて紹介していきます。
目次
1: 一戸建て住宅のドアリフォームとは
玄関や室内のドアをリフォームすると、暮らしの質が変化します。
それは、新しいドアから受ける視覚的な印象の違いもあります。
また、開け閉めのしやすさや、ガタつきを感じないスムーズな開閉に、これまで感じていた小さなイライラが解消されるということもあります。
一戸建て住宅にとって、ドアはリフォームの対象になることは少ない部分です。
だいたいは玄関アプローチや、玄関の内側、室内の間取りがリフォームの対象になります。
でも、一度考えていただきたいのですが、あなたのお客様もご近所の方も、あなたの家を外から見たとき、お招きしたとき、一番に目に飛び込んでくるのはドアではありませんか?
誰もが視線を送りますし、自分の手で触れて開け閉めすることがほとんどですから、ちょっとした色のくすみや、ノブの動かしにくさから
「あ~、この家って古いんだろうなぁ」
と感じてしまわれることでしょう。
これ、大変残念ですよね。でも安心してください。ドアをリフォームすることで、あなたのお家がこれまで以上に魅力的な住宅へと変わることができます。
2: 玄関ドアをリフォームするメリット・デメリット
まずは誰の目にも入りやすい玄関ドアをリフォームしたときのメリットとデメリットを見ていきましょう。
■メリット
(1)明るい玄関
玄関ドアから光が入りにくいものは、重厚なイメージがあります。
しかし、いざ住んでみると玄関の内側が暗く、お花や絵を飾ってみようかという気持ちが湧いてこなくなるものです。
もし、あなたのお家の玄関も、このような状態なら外からの光を取り込めるドアにリフォームしましょう。
自然の光が射し込んでくることで、やさしい明るさが手に入りますので、家族やお客様を明るくお出迎えするアイデアも出てきて楽しめます。
(2)ニオイも安心
玄関では靴を脱ぐのが日本の形。
そのため梅雨時期などは、どうしても玄関にニオイがたまってしまいます。
そこで玄関ドアをリフォームし、風が通りやすいものを選んでみましょう。
さわやかな風が通ることで、あのイヤなニオイもなくなります。
突然のお客様があっても、ニオイが気になりませんので安心できます。
(3)お家の表情が変わる
最近の玄関ドアは、色やデザインが豊富です。
新築のときには気に入っていたけれど、暮らしが長くなると趣味や志向も変化してきます。
また、家族が増えることで「ステキ」の基準も変化していることでしょう。
こんな変化に、玄関ドアをリフォームすることで「今の暮らし」を表現してみてはいかがでしょうか。
きっと、遊びに来られたお友達やご近所の方からも「○○さんところらしくてステキ!」と言われるはずです。
(4)防犯性をアップ
外出した後、カギのかけ忘れを心配したことはありませんか。
もし、駅に行ったとき「あれっ?」。車で出掛けたとき「もしかして?」という不安を感じることが多いのなら、玄関をリフォームして「オートロック」にすることができます。
これならカギのかけ忘れもありませんので、不安を抱えたまま外出する必要がなくなります。
■デメリット
(1)玄関ドアのサイズ
リフォームするときには、玄関ドアのサイズに注意しましょう。
最近はある程度「既成の大きさ」というものがありますので、比較的簡単に、短期間で工事が終わります。
しかし、戸建て住宅の場合、玄関ドアのサイズが特別仕様になっていることも。
こういった場合、そのサイズに合った特注のドアを調達したり、新しいドアのサイズに間口を合わせるための工事が発生するため、費用が高めの設定になります。
(2)デザインはバランスを重視
玄関ドアはお家の顔になります。
ですから、ドアだけのデザインで決めてはいけません。
お家全体とのバランスが大切です。
バランスを間違えると、玄関だけ浮いたお家になってしまうこともあります。
3: 室内ドアをリフォームするメリット・デメリット
続いて室内のドアのリフォームについて見ておきましょう。
■メリット
(1)暮らしやすくなる
室内のドアをリフォームする場合、
- 引き戸にする
- 開く方向を変える
- ノブを回すタイプからレバーに変える
このような方法があります。
本当にちょっとしたことですが、暮らしの中での安心や快適性がアップします。
毎日手に触れて使う部分ですから、今のあなたの暮らしにあったドアへリフォームすることが大切です。
(2)お家の中の雰囲気が変わる
玄関ドアでも同じですが、新しくなったドアは室内の雰囲気を変えてくれます。
これまではドアだけだったところに、ガラスが入ったドアに変えるだけで、廊下からの光を感じることもできます。
反対に、廊下へ出たとき、室内からの明かりが感じられますので、廊下だけ暗いということもなくなります。
明るさは生活の中での気持ちを簡単に変えてくれます。
これは大きなメリットですね。
■デメリット
(1)費用に開きがある
古いドアを交換する。
それだけの理由ですと、2万円~5万円くらいで終わります。
しかし、ドアの交換と一緒に壁も合わせるとか、引き戸や折れ戸に変える場合は、交換よりも工事費用が増えることがあります。
どのようなリフォームをしたいのかを考え、リフォーム専門家へ相談してみてください。
4: 家族の一員であるペットのドアも忘れずに!
最後に、ドアのリフォームで覚えておいてもらいたいことがあります。
もし、あなたのお家に大切なペットが居るのなら、ペット用のドアも考えておいてあげてください。
リビングのドアに「くぐり戸」があれば、いつでも自由に出入りできます。
ネコちゃんがドアの向こうで、立ってカリカリ引っかくこともなくなります。
ワンちゃんがドアの向こうで、じっと開くのを待っていたということもなくなります。
大切な家族ですから、ぜひ忘れずにリフォームに追加してあげてくださいね。
5: まとめ
家のドアをリフォームして交換するだけで、見た目の印象が一気に変化します。
くすんでいた色が明るくしっかりとした色にかわるだけで、これまでとは違った新しい暮らしが想像できます。
また、ドアのリフォームをすることで、ガタつきや閉まりにくさ、開けにくさも解消されますので、小さなことですが「イライラ」する体験もなくなっていきます。
今回の内容を参考にしていただき、間取りや壁、床などのリフォームだけではなく、毎日自分の手が触れる部分のリフォームを検討されてはいかがでしょうか。
きっと外出する前、帰ってきたとき、手に触れるドアが変わると、あなたの気分も変化するはずです。