ピンポイントリフォームのススメ
こんにちは、名住ブログ・中の人(かみおき)です。前回記事からなんと4ヶ月も投稿間隔が空いてしまいました。おっとっと。
気を取り直して、いきなりですが、今回のテーマ。
「ピンポイントリフォーム」なるコンセプトのご提案です。
夢は大きいほうが魅力的ではあるけれど
我々リフォーム業界には、とかく「デカい仕事を獲ってくる」というのが会社の利益・発展にとって良いことだとされてきた、そんな内々の風潮があります。いや、リフォーム業界だけでなく、どこのビジネスにおいてもこれは同様かもしれません。
売上はできるだけ多く、マージンの額もそれに応じて大きくなる、そのためにお客さんに提案できるものはどんどん提案していこう…そういう考え方です。我々の業界で言うところの「トータルリフォーム」というスタイルの営業手法です。
しかし、久しぶりにこの業界に戻ってから、私は「どうも違うな」というモヤモヤ感をずっと抱えています。
どうすんの結局どうすんのと言っている間にとうとう消費税10%に突入してしまったこのご時世、そんなウン百万円もの大工事をおいそれと注文できるかというと、予算のあるなしに関わらず、これはかなり勇気の要ることではないかと思うのです。
たとえばキッチン・浴室・洗面台の3点セットリフォームで仮に200万円の工事注文があるとしましょうか。そうすると消費税込みで220万円という金額にまで達します。オプションをつけるでもなく、諸経費としてご請求させていただくでもなく、ただ税金として、20万円という大金が持って行かれてしまう。消費税8%時代と比較しても、16万円から20万円、実に4万円もの差額が生じることとなりました。4万円の余裕があれば、その月の家計もずいぶん助かりますよね。
当然、消費者の財布のヒモは固くなる一方です。私たちはそういう世界でビジネスをして行かざるを得ない状況に置かれてしまっていることを自覚しなければいけません。
リフォーム版「選択と集中」、的な。
そこで、さて。
タイトルの「ピンポイントリフォーム」の話です。
これは先ほど申しました3点セットリフォームのような工事とは対照的に、「具合の悪い箇所に特化して問題解決を図る工事」という感じになります。
具体的にはこうです。
- 洗面台周りの壁クロスのカビがひどくなってきて、洗面台ごと一新したい
- だけどせっかくリフォームするのなら浴室も新しくなるといいよね
- ていうかそれだったらキッチンも古くなってきたし、こちらも変えたいな
- そうは言っても、予算がなあ…。
という場合、「ピンポイントリフォーム」では、
- 洗面台周りの壁リフォーム
のみに絞って工事をするか、手を広げても
- 洗面台および壁リフォーム
ここを短期集中的にやっつけるという作戦をとります。
具体的には前者の「洗面台周りの壁リフォーム」だと、クロスをやめてキッチンパネルを貼るという手法が一例としてあります。周りの設備には極力手をかけず、比較的低価格で改善を図る。特に壁の雑巾がけは格段にラクになりますし、見た目もピカピカ感が出るのでオススメです。
とにかく、大掛かりな工事を考えると、まず予算の確保もさることながら、まずはここをこういう風に変えて、それからここはこんな感じにして…と夢を膨らませるうち、決断のタイミングを逸してしまい、問題解決の時期までもが延び延びになってしまいがちです。そして結局のところ、抱える問題はそのままに、いたずらに月日だけが過ぎていく…そんな毎日を過ごされてはいないでしょうか?
成果はピンポイントのみならず
名住は声を大にして申し上げます。
まず、今ある問題を、今すぐやっつけましょう。
そのために私ども名住に是非ともお声かけ下さい、と。
名住は小さな会社ですが、そのぶん小回りが利きますので、少しの時間があればすぐにお話を伺いにまいります。
昭和の時代とは打って変わって、近頃はメールでの見積依頼が主流となってしまった感がありますが、リフォーム成功の秘訣は何と言ってもお客さまとリフォーム会社との密度の濃いコミュニケーションにあることを私たちは信じて疑いません。
ファーストコンタクトはご挨拶と簡単な自己紹介から始まり、次いで現地調査に移ります。
そこから工事金額の概算お見積り、そして具体的な商品のご提案を経て、お気に召していただければ工事のご注文をいただくわけですが、この間に私どもはお客さまと、とてもたくさんお話しさせていただくことになると思います。ご家族構成からご近所様の情報、普段の生活でストレスを感じている部分、健康に関する話題、住まいに対する考え方、そしてご趣味や休日の過ごし方…。
もちろんお客さまに名住のスタッフが矢継ぎ早に定型の質問をインタビューのように尋ねまくるわけではありません。ご自宅への訪問や現地調査を重ねるごとに、しぜんにそういった人間関係・信頼関係が出来上がっていってこそ、お客さまにとっての本当の悩みどころが見えてくることがあるのです。
名住では、最初に受けたご相談が給湯器の入れ替えであったのが、お客さまとの情報交換を重ねるうち、リフォームの本丸がなんと外構・フェンス工事に移ったという事例さえあります。
一番手を付けたいところは、本当はどこなのか。それをお客さまと一緒になって究明していく作業は、ぶっちゃけ面倒といえば面倒ですが、とてもワクワクする仕事なのです。
まとめ
暮らしの大きな悩みどころが一つ解消されると、それだけで生活のリズムが軽快なものになっていきます。
そして次のリフォームは、またどこか気になる箇所が出てくるか、ご予算が再び確保できた時、ふと思い出したような感じで。
まずは、お気軽にご相談下さい。
お手持ちのご予算で、毎日の生活に心地よい風が吹き込むような、そんなとっておきのリフォームを一点に絞ってトライしてみませんか。
名住は、あなたが狙いを定めたピンポイントリフォームを、「提案力」をしのぐ「対応力」でサポートしてまいります。