エコキュートに交換リフォーム!費用相場や買い換えポイント補助金について紹介します
次のような悩みをもっておられる方はいらっしゃいませんか?
- 家族が多いので光熱費を少しでも減らしたい
- お風呂のお湯の温度調整が面倒
- 停電のときでも水は使いたい
- 子供が独立して夫婦二人なのでもっと省エネしたい
- 年齢とともにガスを使うのが怖くなってきた
- ボタンひとつで快適な状態になってほしい
コストや安全性を考えた場合、今回紹介するエコキュートを使ったリフォームで、あなたの暮らしを快適にするサポートができるかもしれません。
目次
1: エコキュートにリフォームするときのポイント
エコキュートにリフォームするときには、大きく分けて2つのポイントがあります。
それぞれのポイントを理解しておくことで、あなたのお家の家族構成やライフスタイルにあったものが選べるでしょう。
1.1: 仕組みの違いを知ろう!
(1)フルオートタイプ
現在主流になっているタイプが「フルオートタイプ」と呼ばれるものです。
名前からも想像がつくと思いますが、次のようなことを全自動で行ってくれる賢いタイプなんです。
- 設定した温度に自動で湯沸かししてくれる
- 沸かしたお湯が冷めないように保温してくれる
- お風呂のお湯が減っても自動で足し湯してくれる
家族が多いご家庭の場合、1人目はお湯がたっぷりあっても、2人目、3人目となると少なくなるということを防げます。
また、お風呂に入る時間がばらばらなご家庭の場合、いつでも適温になっているのも魅力です。
さらにタイマー機能を使って時間設定すること、決まった時間に自動でお風呂の用意をしてくれますので、いざお風呂に入ろうとしたときに「あっ!」というような入れ忘れも防げます。
(2)セミオートタイプ
セミオートタイプは次の機能があります。
- 自動で湯沸かししてくれる
- 自動で適温に保温してくれる
フルオートタイプと比べると、「足し湯」だけ手動でやるタイプと考えるとわかりやすいと思います。
お子さんが独立されて夫婦二人というご家庭なら、セミオートタイプで不便はありません。無駄に足し湯が行われないので、光熱費も抑えることができるでしょう。
でも、ここで検討することがあります。
それは、最近「フルオートタイプ」の価格が下がってきているため、セミオートタイプを選ぶ理由がなくなっているんです。
そして価格が近づくにつれ、フルオートタイプを選ぶ方が増えているので、セミオートタイプのラインナップが減少し、選択肢が減っているという事実があります。
フルオートタイプとセミオートタイプでは、工事の手間や費用が違いますので、どちらがご自身の暮らしにあっているのか、また現在お使いの給湯器の配管構造はどちらのタイプにあっているのか、リフォームの専門家と相談してみてください。
(3)給湯タイプ
これまでの給湯器と同じです。
お湯の出る蛇口から給湯を自分で行います。
自動でお湯張りをするタイプではないので、適量になったら自分で止めることも必要です。
このように大変シンプルなものですので、価格もかなり低くなっているのが魅力です。
また、シンプルな作りのため壊れにくいというポイントもあります。
かつての給湯器は満水を知らせるアラーム機能を備えた製品が少なく、浴槽からお湯が溢れ、給湯器もお湯切れを起こす(つまりその日はそれ以上お湯が使えない)という問題がついて回っていましたが、今はほぼ全ての機種にリモコンがついているので、お湯切れの心配もなくなりました。
そして住宅によっては、2階、3階にお風呂をお持ちのご家庭もあるでしょう。
こういったケースでも、給湯タイプは高圧給湯が可能なので、高い場所へも安定した給湯ができるメリットを持っています。
1.2: 3つの選び方を知ろう!
(1)家族構成から選ぶ
エコキュートを選ぶとき、どれくらいの容量の温水を蓄えておくと便利なのか知ることが大切です。
ご家庭での温水の量は、家族構成で大きく変わってきます。
4人暮らしのご家族と、夫婦二人のご家族では1日に使う量が違います。
また、シャワーを1日2回以上使うお子さんがいらっしゃるご家族と、1日に1回お風呂に入るだけのご家族でも違ってきます。
適切な量のタンクを持ったエコキュートを選ぶときには、リフォームの専門家と相談して、家族の人数や使い方から検討していきましょう。
もし迷った場合には、大きい容量を選んでおくと、万が一の自然災害で断水したとき、数日分の水を確保していることになり安心を手に入れることができます。
(2)価格から選ぶ
エコキュートの価格が下がったといいましても、それなりにまとまったお金が必要になります。
無理なく生活していただくためには、準備できる予算から選ぶという方法も間違っていません。
最初に予算を決めておき、リフォームの専門家と許容範囲内のモデルを検討するのも良いでしょう。
ひとつ価格から選ぶときに知っておいていただきたいのは、自動機能を省くことで価格が少しずつ下がっていくということです。
しかし、自動機能を減らしたモデルは選択肢が減るという事実もありますので、ここのバランスが大変難しいポイントになってきます。
「安くて高機能」は誰もが望むことなのですが、エコキュートに関して申し上げますと、このバランスを達成しているモデルはありません。
(3)地域や気候から選ぶ
エコキュートには地域に適した仕様があります。
例えば寒冷地の方には、マイナス25度まで運転できる「寒冷地仕様」のエコキュートがあります。
もし、寒冷地仕様ではないエコキュートを使うと、冬の気温がグンと下がったとき、エコキュートが動かないというトラブルが起こる可能性もあります。
また、海に近い地域にお住まいの場合、どうしても塩の影響で錆やすくなります。
そこで本体を塩害から守る処理がされたモデル「耐塩害仕様」が必要になります。
お住まいの地域の特性にあったものを選んでください。
そのためには、地元のリフォーム専門業者へ相談するのが一番です。
2: エコキュートの費用相場とは
それでは気になるエコキュートの費用相場をみておきましょう。価格は一般的な
概ね次の3つに分けることができます。ちなみに表示価格は一般的な税抜市場価格(商品本体のみ)です。
(1)40万円以下
ご家族の人数が少ない方に向いています。
お風呂も時間を決め、近い時間の中で入れる場合は、シンプルな機能だけを持ったエコキュートで十分ということもあります。
(2)40万円~50万円
エコキュートの主流価格帯です。
容量も370Lや460Lクラスがありますので、普段の生活に困ることもありません。
選択肢も多い価格帯ですので、あなたが欲しい機能をもったエコキュートを選べるでしょう。
(3)50万円以上
ハイスペックなエコキュートです。
パワーもありますし、大容量のタンクを持っている特徴があります。
6人家族以上なら、大変役立つスペックを持った価格帯と言えるでしょう。
朝の通学前、学校から帰ってきたとき、寝る前など、1日の中で数回シャワーを使うお子さんがいらっしゃる場合にも不便なく使えるタイプです。
3: エコキュートも補助金対象にできる
自治体などにもよるのですが、エコキュートは環境に良い省エネタイプの設備ですので補助金対象になっています。
また、補助金対象の工事として、オール電化や太陽光発電の設置もありますので、エコキュートの導入と一緒におこなうと補助金と毎月の光熱費が下がることで、家計への負担も軽くなります。
補助金に関しては、地元のことを知っているリフォーム専門業者へ相談してください。
地元の業者は自治体に合わせた細かな申請の方法なども理解しているため、スムーズなエコキュートを使ったリフォームが可能です。
4: まとめ
コストや安全性を考えたとき、給湯部分の負担は家庭の中で多くを占めています。
この部分を少しでも減らすことができるなら、リフォームによる一時的な費用は必要であっても、5年後、10年後を考えると快適な暮らしを送りつつ、家計への負担も下がってくるはず。
ぜひ、エコキュートを使った快適リフォームをご検討ください。